サイテックジャーナル11月11日号で,メールを開いただけで感染する「バブルボーイ」というウイルスを紹介しました。ウイルスを駆除するワクチンソフトを販売しているソフトウエアメーカが,この「バブルボーイ」への対応をホームページ上でアナウンスしています。「バブルボーイ」の詳細についてもかかれてありますので,気になる方は参考にしてください。
■ワクチンソフトメーカの「バブルボーイ」に関するページ
トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/virusnews/vbs_bubbleboy.htm
ネットワークアソシエイツ
http://www.nai.com/japan/virusinfo/virB.asp?v=VBS/Bubbleboy.A;B&a=B
バーテックスリンク
http://www.vertexlink.co.jp/product/security/antidote/news/index.html
しし座流星群を見よう!!
今年もしし座流星群が見られるようです。新聞やテレビによると,日本で見られるのは17日夜から18日未明だそうです。
このしし座流星群,去年の同じ時期にも現れたのですが,みなさん見ましたか?。私は深夜から午前4時過ぎまで,光のないところをさまよいながら観察しました。午前4時過ぎに現れたもっとも大きな流星ははっきり見ることができたのですが,思ったより流星の数が少なく(それでも数十個は見ました),ぶつぶつ言いながら凍えていたことを覚えています。
そのしし座流星群が今年も見られるのです。しかしおかしいと思いませんか?。しし座流星群は33年周期で見られるようなのですが,去年現れたので次は2031年のはずです。今年現れるのはおかしいですね。ハレー彗星が次の年も見られたという話は聞いたことがありません。不思議です。
ネットで情報検索
困ったときのインターネット。早速調べてみましょう。今回もヤフーを利用します。キーワードに「しし座」を入力して検索します。いくつかヒットしましたが,Yahoo! カテゴリとして「しし座流星群」カテゴリがあるようです。それをクリックしてみます。すると約20のサイトが表示されました。早速見てみましょう。
20分経ちました。すごい!。どのサイトも非常に内容が充実しているものばかりです。この20分間で,私には確実にしし座流星群に関する知識が身につきました。少なくとも,なぜ去年も今年も見られるのかについては,はっきり説明できるようになりました。
今さらですが,インターネットの力の大きさを改めて実感させられます。この20分間で得た情報と同じ内容をインターネットを使わずに得ようとすると,どれだけ時間がかかることでしょう。持っている百科事典を見るとわかるかもしれませんが,それはたった1冊の百科事典の情報。インターネットのようにさまざまな情報源から情報を得ることはできません。
ではすぐに車に乗って大きな書店に行くことにします。大きな書店ではしし座流星群に付いてかかれた本は何冊かあるはずだし,雑誌だってある。これなら複数の情報源から,しかも雑誌を見れば今年のしし座流星群について知ることもできます。
やっぱりインターネット
しかし,インターネットではもっとリアルタイムな情報を得ることができました。各地で行われる観測会に関する情報,当日の天気予報,しし座流星群を扱うテレビ番組の紹介など,あげるときりがありません。さらに生の観測情報を交換するための掲示板もあるし,当日の空の様子ライブでインターネット中継しようとする動きもたくさんあるようです(しかも世界各国から)。また,「しし座流星群とは何か」というような素人向けの情報から,NASAが発表した論文の翻訳文のようなかなり専門的な情報まで,いろんなレベルの情報が公開されています。
ほんの数十分見ているだけで,すっかり流星群の世界に入り込んでしまいました。今の私は20分前の私とは違います。簡単にさまざまな分野のさまざまなレベルの情報に触れることができる。この魅力はインターネットのみが持つ魅力かもしれません。
ただ,注意しなければならないのは,公開されている情報の中には,内容が保証されてないものもある(というより基本的には保証されていない)ということです。個人が勝手に情報を発信できるということは,インターネットの魅力でもあり,欠点になることもあります。得られた情報を取り入れるか取り入れないかについては,利用者が自らの責任で行う必要があります。この点だけは注意しましょう。
さて,次はどんな世界に入り込んでいきましょうか。
Written by 大坪 和久