ところで，みなさんは電話番号をどうやって登録していますか。
もちろん携帯電話のキーを操作して登録することは可能です。しかし操作方法は複雑ですし，あの小さなキーで素早く入力するのは藤原紀香にならない限り難しいでしょう。結局面倒なので電話帳を使っていない人も多いことでしょう。せっかく電話帳機能があるのに，電話をかけるたびに鞄から携帯電話とアドレス帳を取り出し，一方の手でアドレス帳を開いて押さえつつ，他方の手で携帯電話を操作してダイアルする。これは面倒ですし，なんとなくくやしい気がします。
それだけではありません。電話帳は電話をかけるときだけに使われるものではないのです。携帯電話では，電話がかかってきたときに相手の電話番号が通知されると，通知された相手の電話番号が表示されます。このとき相手の電話番号が電話帳に登録されていると，その人の名前が表示されるのです。つまり誰からかかってきたか，名前で瞬時に確認することができるのです。電話帳に登録していなかった場合，表示されるのは相手の電話番号だけです。
このように便利な電話帳，簡単に登録して是非活用したいものです。
そこでご紹介するのが「携帯電話メモリ管理ソフト」です。このソフトを使うと，パソコンを使って携帯電話の電話帳に電話番号を登録することができます。パソコンで名前と電話番号を入力し，入力したデータを携帯電話に転送するのです。転送には専用のケーブルを使います。パソコンと携帯電話をケーブルで接続し，データを携帯電話に転送するのです。この方法だとパソコンのキーを使って入力することができるので入力が簡単です。
それだけではありません。入力した電話番号はパソコンの中にも保存されるので，携帯電話をなくした場合や，機種や携帯電話会社を変更した場合でも，電話番号を新たに登録しなおす必要はありません。パソコンに保存されているデータを新しい携帯電話に転送するだけで，新しい携帯電話の電話帳は，今まで使っていた携帯電話の電話帳と同じ状態になるのです。これで携帯電話を酔っぱらってトイレに落としても安心です。
この「携帯電話メモリ管理ソフト」，複数の商品が販売されています。１万円前後で買うことができるはずです。初めて買われる方は，パソコンと携帯電話を接続するケーブルが付属している商品を購入されると良いでしょう。良く売れているソフトなので，パソコンショップに行けば簡単に見つかると思います。自分の携帯電話で利用できるか否かについて確認して購入して下さい。多くの商品では，パッケージの裏面に利用可能な携帯電話の型番のリストが印刷されています。
ところで，すでにパソコンの中に住所録を入力している人もいると思います。年賀状の宛名印刷などに使っている住所録です。そんな人も携帯電話に電話番号を登録するために，新たに電話番号をパソコンに入力しなければならないのでしょうか。そんなことはありません。すでに入力している住所録を使って携帯電話に電話番号を登録することができるのです。この住所録の活用については後日レポートします。
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