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サイテックジャーナル
2000年11月19日号


使える! インスタントメッセージ


 サイテックジャーナル2000年11月13日号で少し触れましたが,最近インスタントメッセージというサービスを利用する人が急速に増えています。インスタントメッセージとは,インターネットを介してリアルタイムにメッセージを交換するサービスです。と言っても分かりにくいですよね。メールと同じような気もします。それでは実際の画面をお見せしましょう。




 

 この画面は,otsubo3109(私)とtk○○○○さんの2人がインスタントメッセージを使ってメッセージを交換しているときの,私のパソコンの画面の様子です。画面の上の部分がメッセージ交換の履歴,下の部分が相手に送るメッセージを入力する部分です。

 インスタントメッセージの特長は,リアルタイムにメッセージの交換を行うことです。メールの場合,相手にメッセージ送信しても,相手がパソコンを立ち上げてインターネットに接続しメールを受信して読まなければ内容は伝わりません。また,相手から返事がない限り,送った側は相手がメールを読んだかどうか知ることもできません。

 インスタントメッセージは,両者がインターネットに接続した状態で使います。メールよりも普通の会話に近く,筆談のような感じです。こちらが書いたメッセージは,すぐに相手のパソコンの画面に表示され,相手が書いたメッセージは,すぐにこちらの画面に表示されます。ちょっとした意見交換には,メールよりも手軽で素早く利用できます。

 インターネットに同時に接続していなくても,つまり時間や相手の状態を気にせずにメッセージを交換できるメールと,リアルタイムに素早くメッセージを交換できるインスタントメッセージ。それぞれのメリットを生かして利用すると効果的です。

 インスタントメッセージサービスは,複数の会社がサービスを提供しています。各会社のサービスには互換性がないため,同じ会社のサービスを利用している人同士でないとメッセージを交換することはできません。上の画面はその中の1つで,AOLが提供しているAOLインスタントメッセンジャーというサービスです。

 このインスタントメッセージを利用するためには,専用のソフトをインストールします。ソフトはインスタントメッセージサービスを提供している会社のホームページからダウンロードすることができます。インストールした後,まず,メッセージを交換する相手を登録します。相手は複数人登録できます。インターネットに接続して専用ソフトを立ち上げておくと,登録した相手がインターネットに接続しているかどうかを知ることができます。接続している相手を指定し,メッセージを送信すると,すぐに相手に届き,メッセージの交換ができます。

 インスタントメッセージは,両者がインターネットに接続していて初めて利用することができます。しかも,利用している間は,インターネットに接続している状態です。電話をかけてインターネットに接続している場合は,料金が気になってしまいますね。ここでも常時接続の必要性が見えてきます。常時接続であれば,パソコンのスイッチを入れているときは,常にインスタントメッセージソフトを立ち上げておくことができます。会話も,時間を気にせずに行うことができます。インスタントメッセージに常時接続は必須ですね。

 インスタントメッセージには他にもいろんな機能があります。文字だけではなく,ワープロの文書ファイルや画像データなどを相手に送ったり,電話のように音声で会話することもできます。インターネットにつないでいるんだけどちょっと席を外しているときには,「不在」とか「会議中」であることを相手に示すこともできます。

 ここまで説明してきましたが,ちょっと分かりにくいですね。しかし使ってみればすぐに分かります。下にサービスを提供している会社のサイトを紹介しますので,アクセスしてみてください。すべて利用は無料です。専用のソフトも無料です。

 このサービスは相手がいなければ利用してみることはできません。1人で2人の名前を使って試してみることもできなくはないですが,これでは効果を実感しにくいかも知れません(というよりちょっと寂しい)。AOLインスタントメッセンジャーの私のスクリーンネームを公開しておきます。otsubo3109です。いつも接続しているわけではありませんが,見かけたらメッセージを送ってもらってかまいません。気軽に試して実感してみてください。

●関連ホームページ
   AOLインスタントメッセンジャー http://www.jp.aol.com/
   MSN Messenger Service http://messenger.msn.co.jp/
   Yahoo!メッセンジャー http://messenger.yahoo.co.jp/
 

Written by 大坪 和久


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