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サイテックジャーナル
2000年9月14日号


ネットで五輪


 もうすぐシドニーオリンピックですね。もうすぐといってもそれは開会式がもうすぐということであって,ご存じのように戦いはすでに始まっています。今日9月14日には,サッカー男子予選「日本 vs 南アフリカ」が行われます。日本時間午後6時キックオフです。待ち遠しいですね。

 といっても,そんな時間はまだ会社という人も多いことでしょう。今回のオリンピックは時差があまりないので(1時間),毎晩夜中にテレビを見て寝不足になってしまう心配がない反面,会社にいる時間なのでテレビを見ることができないという大きな問題があります。

 そんなあなたに困ったときのインターネット。インターネットを使えば会社からだって最新の情報を手に入れることができます。オリンピック関連のサイトは非常にたくさんあります。多くのサイトを紹介しているホームページを紹介します。

 これらのホームページでは,TV放送スケジュールが掲載されているサイト,シドニーにいる選手にメッセージを送ることができるサイト,各競技種目について解説しているサイト,過去の競技データを公開しているサイト,特定の選手のファンが集まっているサイト,などたくさんのサイトが紹介されています。いろいろアクセスしてみてください。

●いよいよ開幕!!シドニー五輪
   http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0911/sydney.htm

●注目の選手,競技の情報が満載 シドニー五輪をネットで満喫!
   http://netbrains.nikkeibp.co.jp/wcs/nbr/leaf?CID=onair/net_b/c_up_tp/111658

●Yahoo!スポーツ - シドニーオリンピック速報
   http://sports.yahoo.co.jp/sydney/


 これらのホームページで紹介されているもの以外にも,オリンピックに関するホームページや記事はたくさん公開されています。興味がある人は検索エンジンなどで探してみてください。私が見つけたものをちょっと紹介します。

 競技で勝敗を左右するのは選手の能力だけではありません。トレーナーや監督の能力? もちろんそれらもあります。しかし他にも重要なものがあるようです。それは「スポーツ科学」と「スポーツ技術」です。「オリンピックはハイテク技術の祭典」(http://www.zdnet.co.jp/news/0009/08/olympic_m.html)を読むと,「スポーツ科学」や「スポーツ技術」が,いかに深く関わっているかが分かります。そこでも戦いが行われているのです。「スポーツ科学」や「スポーツ技術」が重要になってきていることについては反感を持つ人もいるようですが,現在これらを全く考えないわけにはいかないこともまた事実です。このような状況を知っていると,テレビの見方も少し変わってきますね。今回,水泳競技ではいろんな水着を見ることができそうです。

 記事の後半には,「放送にもハイテク技術」という記載があります。サイテックジャーナル2000年2月13日号「知らないうちにコンピュータ・グラフィックス」http://www.cytechsystem.com/journal01/20000213/index.htm)で紹介した,合成画像について書かれています。これらもテレビ画面で要チェックですね。


 もう1つは,直接競技には関係ないのですが,ちょっとおもしろかったので紹介します。「Sydney on View - Live Images of Sydney Harbour」 (http://www.viewsydney.com/index3.htm)というホームページです。このホームページでは,現在のシドニーの様子をライブで見ることができます。ただ見ることができるだけではありません。シドニーの様子を写している(つまりシドニーにある)カメラを,自分でコントロールすることができるのです。上下左右に振ったり,ズームしたりすることができます。操作は簡単です。まずホームページを開き「コントロール開始」ボタンを押します。するとボタンの上に待ち時間が表示されます(待っている人があまり多いとうまくいかないようです)。待ち時間が「0」になってからの1分間があなたの時間です。カメラを自由にコントロールすることができます。日本にいる自分が,目の前のパソコンを使って,シドニーにあるカメラをコントロールしていると思うと,感動してしまいます。しかも,自分がカメラをコントロールして撮影している映像が,インターネットを通して世界中に配信されているのです。本当に感動ですね。

 ここまで来ると,競技の様子をライブで直接インターネットで流して欲しいものです。そうすれば今日のサッカーの試合も会社で見ることができます。もちろん技術的には簡単です。しかし,今回のオリンピックでは,競技がインターネットで生中継されることはなさそうです。テレビ放映権など様々な問題が絡んでいるからです。このあたり,次のオリンピックでは変わっていることでしょう。


 インターネットを使うと,オリンピックの面白さも倍増ですね。

 ところで,インターネットを使えば会社にいても試合結果が分かると書きましたが,会社から私用でインターネットを利用することは,多くの会社で禁止されているようです。会社のルールに従って利用してくださいね。後ろを気にしながらこっそりアクセスしたりしないように。技術的には,誰が(あるいはどのパソコンから),何時にどのホームページにアクセスしたかということを記録にとることは簡単です。会社によっては,記録をとってアクセス状況をチェックしている場合もあるようです。その場合は,いくら後ろを振り返って誰もいないことを確認しても全く意味がありませんので,念のため。 

Written by 大坪 和久


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