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サイテックジャーナル
2000年2月15日号


ドコモの料金自動案内サービス


 多くの人が携帯電話やPHSを使っていますね。パソコンなどにつないで,メールの送受信を行うこともできます。最近では携帯電話だけでもメールのやりとりができたり,銀行振込や株の売買まで行うことができるようですね。近い将来,携帯電話を使ってネット経由で音楽を買い,買った音楽のデータを携帯電話で受信して,携帯電話につないだヘッドフォンでその音楽を聴くというスタイルが一般的になるかも知れません。とにかく,しばらくの間,携帯電話やPHSの利用頻度がますます高くなっていくことは間違いないようです。

 そうなると気になるのは通話料金です。通常通話料金は,毎月送られてくる請求書で知ることができます。どきどきしながら請求書を開けている人もいることでしょう。

 携帯電話では毎回通話が終わるとかかった通話料金が表示されます。また通話料金を積算して表示する機能もあります。しかしあの超多機能な携帯電話を操作して料金を表示させて確認している人はあまりいないようです(それにしても,そろそろ基本機能に絞ってある程度の大きさがある操作のしやすい携帯電話って出ませんかね)。

 いつでも知りたいときに簡単に通話料金を知ることができると便利ですね。ドコモがそんなサービスを開始しました。


 ドコモが始めた新しいサービスは「料金自動案内サービス」です(関連記事はこちら→http://www.watch.impress.co.jp/mobile/news/2000/02/15/docomo.htm)。携帯電話やPHSから「157」を押し,あとは音声の指示に従ってキー操作を行うと,簡単に料金を知ることができます。費用はかかりません。無料のサービスです。また申し込みも必要ありません。すぐに使うことができます。

 ただし,いくつか注意する点があります。まず,関連記事やドコモの説明のページにも書かれていますが,発信者番号通知機能を「ON」にする必要があります。通常携帯電話を買った状態では「OFF」になっているものが多いようです。これを「ON」にして発信者番号を通知しなければサービスを受けることができません。

 しかし,超多機能な携帯電話を操作して,わざわざ「ON」にするのは面倒ですよね。それに,サービスを受けた後「OFF」にし忘れると,思わぬ人に電話番号を知らせることになってしまうという問題もあります。そこでお薦めなのが,「157」をダイアルする前に「186」をダイヤルするという方法です。「186」をダイアルすると,そのときだけ発信者番号通知を「ON」にすることができます。「186157」と連続してダイアルすればOKです。

 もう一つの注意点は,暗証番号です。この料金自動案内サービスを利用するには,暗証番号の設定が必要です。この暗証番号は携帯電話などを申し込んだときに登録した暗証番号です。

 暗証番号を登録していない場合,PHSではその場で登録することができます。携帯電話の場合はどこのショップなどで登録する必要があります。

 このサービス,早速試してみました(もちろんダイアルしたのは「186157」)。今月1日からの通話料金や請求額などを,機械のお姉さんの声が教えてくれます。いつでも簡単に知ることができるので便利です。しかもサービスを利用するのに手続きも不要で料金もかかりません。手軽に何回でも確認することができます。携帯電話などを持っている人は,一度試してみてはどうでしょうか。

Written by 大坪 和久


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