1999年9月22日号 株式手数料自由化
昨日10月1日,株式売買の委託手数料が完全に自由化されました。委託手数料とは,株式を売買したときに証券会社に払う手数料で,今まではどの証券会社でも同額でした。これが完全に自由化されたのです。証券会社間に価格差が出てくるのです。
各証券会社は独自の料金体系を作るとともに,ディスカウントを始めました。証券会社によっては従来比9割以上の割引を行っています。今日の日経朝刊によると,この手数料自由化により,個人投資家の売買注文が急増したそうです。
ところで,この手数料のディスカウントの秘密兵器がネット取引です(別に秘密ではないですが)。インターネットを使って売買の注文を出すのです。営業担当者を介さないので経費を抑えることができます。窓口を持たない証券会社を作ることも可能かも知れません。利用する方としては,店頭まで出向く必要がない,時間に制約されず夜中でも取り引きできる,というようなメリットがあります。自分で判断して売買を行いたい人にとっては非常に便利です。
最近このネット取引に関する書籍もたくさん出てきましたので,興味のある方は読まれると良いと思います。サイテックシステムでも実際に利用してレポートしてみたいと考えています。
ネット取引を行っている証券会社へのリンクを紹介します。各社のネット取引への意気込みが感じられます。
http://www.yahoo.co.jp/Business_and_Economy/Companies/Financial_Services/Investment_Services/Securities/Online_Trading/
インターネット金融 情報サイト
インターネット金融に関する情報サイトがあります(http://www.money-1.com/)。
ネット取引に関する情報もたくさん掲載されています。
原子力事故とインターネット
東海村で原子力事故が起こりました。この直後からインターネットでいろんな情報が流されました。
例えば,インターネットで地図を公開しているマピオンでは,屋内待避対象エリアが表示されました(http://www.mapion.co.jp/custom/toukaimura/index.html)。このページからは,事故に関するニュースへのリンクへ行くこともできます。
周辺地域の方の一日も早い通常生活への復帰をお祈りいたします。